低位株投資が優位な時期ー2018年12月の暴落~
平均的に見て低位株というのはなんらかの理由で株価が低いところまで売られたということなので、中身の悪いものが多い。
しかし倒産・上場廃止や大規模な増資などを回避して復活すれば、少ない投資額で大きな上昇率が期待できるローリスクハイリターンの投資でもある。
小型であるほど下落後に短期で大きくリバウンドするケースが多いが、投入できる資金量に限界があり、通常は数千万程度がいいとこではないかと思う。
資産規模が大きいとメインにするのは難しいかもしれないが、資産が億ないなら非常に効率のいい投資である。
私は10年以上前のリーマンショック前後の相場で低位株で資産を大きく増やして一気に億にした。
集中投資×短期×高回転率×低位小型株
この組み合わせで半年間ほど短期売買しまくった結果である。
結果論としては安値で買えたものは数ヶ月ホールドしていたほうが大きく儲かっていたかもしれない。
しかしその場合はリーマンショック手前のリバウンドを底だと思って利益を取り逃した上に、それらのポジションが含み損に陥り、一番安値で買える局面で資金がないということになっていたかもしれない。
今は豊富な資金があるから長期ホールドも可能だが、相場全体の崩壊を予測するのは困難なので、資金が少ないうちは特に短期の回転重視のほうがいいと思う。
2019年6月現在の状況をまとめる。
- 2018年12月の暴落で日経平均19000円割れ、現在のところこれが一番底となり二番底(一番底の可能性も)を探っている段階
- 景気後退懸念や米中貿易戦争、消費税増税など不透明な材料が多すぎて、多くの人が本格的に投資したいと思えない環境
- 2011年からはじまったアベノミクス相場も終盤で、長期上昇トレンドが終わる可能性がある時期
- 売買代金やボラティリティが縮小して短期売買がやりにくい
- マザーズなどの新興株や小型株のパフォーマンスがよくなく、含み損を抱えている投資家も多い
相場全体が上昇していくからとりあえず株を買おうという時期ではない。
となると資金が向かうのは仕手株や小型の低位株なのである。
特に小型で中身が悪いものほど全体相場の暴落時に誰も買わないため、安値までたたき売られている。
これらの銘柄が今まで割高な値段まで買われすぎだったのが、相場全体の暴落で高値からみたら安くなっている。
元の値段に戻るのが妥当というものばかりでないので、主に売られすぎのテクニカルリバウンドと考えるのが妥当だと思う。
このリバウンドの第一波が2019年1月から4月くらいまで、通常なら低位株相場は1か月か長くても2か月ほどだと思うが、今回はかなり長かったように思う。
そこからまた相場全体の暴落で二番底形成のようなチャートになっているのが5月~6月現在の状況なのだ。
日経平均はやや中途半端にも見える20300円前後を短期底に反発してしまったため、まだ18000円台の一番底に向かう可能性もあると考えている。
しかしその場合でも低位株の下落余地は小さく、仮に買値より下落しても嵐が去った後1,2か月以内にまた大きくリバウンドするだろう。
下値リスクは小さく、上昇余地は大きい。
一番底はどこまで下がるかの予測が難しいが、現在は個別では二番底チャートの銘柄が多いため、一番底を目安として需給も読みやすいのである。
さらなる相場全体の崩壊の可能性に注意しつつも、低位株で資産を大きく増やすチャンスであるというのが私の見方である。
低位株の売買手法をまとめたのがこちらの記事。
少額からでも資産を増やせる、低位小型株噴火待ち投資法
https://note.mu/nyantama/n/n26c3de370fbf
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