材料株の考え方ー売買する前の時点では、材料の中身・強弱はわからないものと考える
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ー売買する前の時点では、材料の中身・強弱はわからないものと考える
材料の中身に対して株価が安ければ、買って差額を抜けるというのが理論的な考え方だけど、実際は需給が優先する。
— にゃんたまω 低位バリュー株投資 (@nyantama2323) 2019年12月14日
そこで材料の強弱はいったんわからないものとして株価の反応を見て判断。
それに自分の考える材料の強弱や理論価格を考慮して売買判断する。
これが基本。
ニュースや開示などの材料は、ファンダメンタルズが明確に変わる数字が発表されるものとされないものがある。
決算発表、上方修正などは会社のファンダメンタルズが明確に変わるもの。
それに対してグーグルと提携など、強い材料であるのはわかるが、それによっていくら売上・利益が上がり、株価いくらが適性になるのかはわからないものがある。
株価300円、EPS(一株益)30円、PER10倍の会社があるとする。
数字の変化があるものは、例えばEPS30円、株価300円でPER10倍だったものが、EPS50円に修正されると500円でPER10倍になる。
これが発表後400円で寄りつけば、500円までは妥当だから買える、などという風に概算することはできる。
あるいはさらなる成長が見込める会社に変わったと判断され、PER15倍の750円、20倍の1000円が妥当だ、となるかもしれない。
グーグルと提携という材料だとどうだろう。
株価300円よりは高い株価が妥当と判断されるのは間違いないだろう。
しかし妥当な株価は500円?1000円?
売上、利益がいくら増えて、それがどれだけ続き、いくらの株価が適正かなどは決算の数字を継続的に見なければわからない。
数日から数ヶ月程度を狙う売買においては、株価は需給によって決まり、その後何年か後にようやくいくらと評価されたのかがわかる。
つまり材料の中身の評価の答えは後にならないとわからない。
よって材料株売買では、材料の中身はいったんわからないものと考え、株価の反応とチャート、時価総額、株価、板の厚み、業種、PBR、PERなど会社のファンダメンタルズを考慮し、実際の反応で判断する。
それとは切り離したものとして、大きく上がりそうな銘柄の材料の中身を精査する。
精査した結果の妥当な株価が500円で、それが400円で寄りつけば、まだ安いから買い、という順序になる。
発表後の寄り付き株価<<<妥当だと考えられる株価
だと判断した時に買いで利益を狙う。
これが大きいほど大きな利益を狙える。
しかし材料の中身よりも需給主導で高値まで買われることが多いので、短期なら需給優先と考えた方がいい。
イメージとしては、現在の株価300円、妥当な株価500円(実際はこの時点ではわからない)に変化する材料があったとすると、600円、700円まで短期で買われてから数ヶ月かけて500円前後の推移になっていくといった具合だ。
この初動のゆがみを大きくとるのが材料株短期売買である。
短期トレーダーは値動き中心で売買するので、中身の評価にこだわっていると、いきすぎる値動きを逃す可能性が高い。
まとめ
1,材料発表後のPTSでの株価の反応、翌日の売り買い枚数などで買えるかどうかを判断
2,材料の中身を精査し、自分が買える値段を決める
3,自分が想定する株価より安い値段で買えそうなら買いにいく