ハゲ持ち父さん、貧乏父さん

髪と引き替えに金持ちになったハゲ持ち父さんのお金に関する教え。株式投資、都心マンション、書評など。

書評ー金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん、貧乏父さん
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金持ち父さんシリーズでたくさん出ているが、最初の一冊だけ読んでおけば十分である。
私はおもしろいから全部読んだが。

 

見事に人によって同じもの読んでも全く違った解釈するんだなって典型の本
初版が2000年だから20年近く前のもの。
今ではお金の教育や投資することは一般的になったが、当時はまだネットも普及しはじめの時代だ。
日本で最初のネット証券を松井証券がはじめたのが1998年、最初のネット株ブームは2003年頃ではないか。

この頃の発想からどのように今に至るまでお金に関する考え方が発展していったのかを見ると、わかりやすいと思う。
その最初の流れを作ったのがこの本ではないかと思う。

哲学書のようなものだから、本を読んだら金持ちになれるというわけではないが、方向性とやるべきことが的確にまとまっている


ー資産と負債の定義、キャッシュフローの重要性
私のポケットにお金を入れてくれるのが資産、私のポケットからお金を持っていくのが負債、よって自分が住む持ち家は負債だがマンションを人に貸せば資産。
資産とはキャッシュフローを生み出すもののことである。


ー言葉の定義と金融リテラシーの重要性
金持ちと貧乏人は使う言葉が違う、言葉の正しい意味、定義をしっかり学び、金持ちの言語を使え。
金持ちと貧乏人を分けるルールを知れ。

働いて給料をもらう、給料が高い仕事を探すことしか知らないのがラットレースにはまる労働者の発想。
お金のためではなく、学ぶために働け。
お金のために働き続けてもお金しか得られないが、知識を得るために働くという意識を持てば、ビジネスの構造を学べる。


ーお金がないからできないは禁句、どうやったらそれをできるお金が手に入るのか、と考える
働いたお金で資産を買い、贅沢品は資産に買わせる。
金持ちは資産を買う。
貧乏人の家計は支出ばかり。
中流の人は資産だと思って負債を買う。


ー金持ちに必要な四つの知識
ファイナンシャルインテリジェンスとは会計力、投資力、市場の理解力、法律力であると述べている。


ーお金は単なる幻想、数字でしかない
金持ちと貧乏人は税金を払う順番が違う
貧乏人ー収入、税金、手取り
金持ちー収入、経費、税金、手取り
これは経営側の人間なら当たり前のことだが、多くは雇われて働く側なので、この基本的な論理を理解できていない。
そして金持ちは手元にお金を戻さずに、税金支払い前に再投資できる。


このようなことをまず理解し、すぐに行動しようというのが主な内容である。

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