読書に一体何の意味があるのかーあれほど嫌いだった読書が大好きになって当然の理由とは
私は20代前半くらいまで全く本を読まない人間だった。
興味もないしおもしろいとも思わなかったからである
本を読む目的もなく、読んで得られる情報に魅力があるとも思えなかったのだから当然である。
受験勉強で必要な教科書は当然読んだが、つまらないし高校の現代文は唯一赤点になるほど成績が悪い教科だったので、なおさら文章を読むのは嫌いだった。
読書をはじめたきっかけは、女の子にモテるにはどうすればいいんだろうと考えたことだった。
女の子の心を読めないものかと心理学の関連書籍を読みあさったのが私の読書のはじまりである。
心理学はエンターテイメントとしてはおもしろいが、根拠の多くは統計学であり、感情の変化に適当な統計データをくっつけたようなものだと思ってるので、直接的にモテにはつながらなかった。
使うにしても結論だけ拾えばいいというのが私の結論。
モテるとはどういうことなんだろう。
そう考えると、まず見た目がいいこと、お金持ちであること、有名人であることなどいろんな要素が挙げられる。
その中でまず生まれつき決まってる見た目がいいかどうかや、スポーツが得意、親が金持ちや有名人などという努力でどうにもならない要素は考えても無駄だと思った。
そして努力でどうにかできて、しかも効果が高いのはお金を稼ぐことだという結論になった。
そこだけが唯一どうにかできるところ。
この時点で高校生以下ならまず「慶応に入ること」とか難易度も低くて具体的な目標もあったのだろうが、全く教育熱心でない家庭に育ったので適当な大学に入ってしまっていた。
ネットが発達していなかった時代の田舎なので情報もなく、いい大学から適当な商社とかに入ってモテるというイージールートを知らなかったのだ。
なんということだ。
高校までの受験勉強の目的は、新卒一括採用という歪んだシステムの利権である、新卒エリートの看板である。
実質的にある程度の大学でないとエントリーシートで切られるので、大学合格が受験システムにおける10代の第一ゴールなのである。
高校生や、子供をもつ親は理解し明示しておくべきである。
上から下は転職も難しくないが、下から上は実績や能力の証明やコネなどの人脈が必要で簡単ではない。
だから凡人ほど目的などなくてもなるべくいい大学に入り、とりあえずいい会社に就職しておけばいいのである。
学閥なども規模があるほうが有利なので、偏差値が同じなら東京の真ん中に近い場所にキャンパスがあり、規模が大きくブランド価値が高いところがいい。
何より周りの人間のレベルが違うのである。
大手の信用力を使って数千万のローンで不動産を買うこともできるのだ。
難しい話ではないのだが、教師やPTAと戦うのがかっこいいとか思ってるアホな10代にこれを理解させるのは大変だろう。
これが10代における最高効率のモテとお金を得る方法であり、中学以前の受験なども目的はとりあえず大学と考えればいい。
お受験はどっちでもいいと思うが、高校入試に無駄なエネルギーを使う意味がないので中高は一貫のほうがいいと思う。
私は田舎の公立中学、高校だったが、教科によって教師のレベルがひどくて、高校時点で一定レベル以上でなければ終わりだと思う。
今はスタディサプリなど安価で自分でどうにかするルートもありそうなので恵まれている。
このルートに乗り損なった場合に、今回書いている大学生から20代以降の効率的ルートを模索することになるのである。
20代以降のおいしい部分は10代の競争で一定レベル以上のものをもっているかどうかで大きく変わる。
起業するだの有名になるだのする場合にも、有名大学やや大企業のブランドや人脈、親の資金力や都内の家賃がいらない実家のようなセーフティネットを利用できるかどうかは大きい。
それがない場合の最適解が投資家である。
ツイッターが主流となってから仕手筋と仲良しになるみたいな政治ゲームとして攻略する方法が生まれたので、やはり10代のストックがあるほうが優位なゲームにはなってきた。
それでも少しのお金とネットにつながったパソコンがあれば田舎でもできるのは圧倒的優位であり、大人になってからでもそれらはいくらでも作れる。
不動産投資などはインサイダー市場なので、一般人に儲かる話がくることはないが、株なら自分で見つけることもできるし、やってみてダメなら勝手に売って逃げればいいだけだ。
こうして今度は株式投資で稼ぐために株の本を買いあさった。
一万時間の法則というものがある。
何かを極めるにはおおよそ一万時間必要であるという有名な経験則のようなものだ。
1日10時間とすると約3年ということになる。
私は20代前半で株をはじめてから億に増やすまで約3年半かかったのだが、最後の半年で1千万から1億にしている。
最初の一年は少額でやっていて少しマイナスだったことを考えても、着実に勝てる方法を3年で見つけて、リーマンショックのリバウンド相場で一気に攻めることができたのだ。
絶対に現物全力以上は持ち越さないルールで、決して無茶なギャンブルをしたわけではない。
日々のつまらなくて地味な行程の積み重ねである。
その簡にも情報収集や研究のために習慣となった読書によって、理解力や論理的思考力が上がり、開示情報やネットの情報を素早く処理することができるようになった。
情報は文字か数字がほとんどなのだから、これらを早く正確に読み取り、理解する能力は投資に限らず生きる上で必須である。
こうしてその後も資産を増やし続けてお金持ちになったのだが、今ひとつモテる実感がわかなかったのでおかしいと思った。
お金を稼ぐのに金融リテラシーが必要なのと同じで、恋愛にも恋愛リテラシーが必要というだけのことだった。
自分の好きなこと以外にあまり関心がなかったので気がつかなかった。
お金をもっているというのは恋愛における優位性の一つでしかなく、それ以外にも必要な要素やスキルがたくさんあったのだ。
こうして今度は恋愛、モテに関する情報をまずは本を読んで集中的に集め、実践していった。
情報は得るだけでなく、正しいかどうかの検証に実践、行動することが必ず必要である。
恋愛に関してもまた3年くらいかかったのではないかと思うが、一通りのことは研究し尽くした感がある。
お金は年齢にかかわらず稼げるが、恋愛は60代のおじいちゃんが100億もっててもおっぱいの大きい女子大生にはモテないのが明らかなように、賞味期限がある。
原則的には30代前半程度までで、がんばって30代後半程度まで。
それ以上でモテる男はそもそも若い頃から女に困ったことはないような人だろう。
そこで私は男の場合35歳を目安として恋愛戦略を変えている。
おおむね35歳以下は総合評価点が高ければ女子大生の恋愛対象に普通になるので、恋愛工学のような数と効率のアプローチ。
それ以上は例えば擬似的な教師と教え子のような関係を作るなどの別のアプローチをたくさん開発した。
微妙な年齢の場合は相手がどっちと評価するかによるのである。
恋愛工学で言えばGoodGenes評価かGoodDad評価かみたいな話だ。
年齢が最初からわかる出会い方でなければ30歳も40歳も同じなので、実質的にはある程度見た目の年齢ということになる。
セックスだけならお金で解決することもできる。
しかし長期の付き合いとなる場合は、40歳以上と結婚したいおっぱいの大きい美人女子大生は限られるので、相当な力が必要であろう。
お金だけではなくあらゆる面から見ての圧倒的な魅力とそれを手に入れるための情報だ。
読解力、理解力、情報処理能力、文章力やコミュニケーション能力、個人に依存するあらゆる能力は文字情報によって入手可能となっている時代なのだ。
しかしあまりに量が増えすぎてしまい、今度はどれが正しい情報なのかを判断する高い能力が必要になったのが最近の状況だろう。
あふれる情報の中から自分の力で正しい情報を見分けるには、日々の地味な読書習慣が役立っていたんだなと痛感しているので、こういう記事を書いたのだ。
上位ランナーになるには、日々の地味な努力の積み重ねが必須なのである。
こうしてあれほど嫌いだった読書が、お金を稼ぐことと、セックスするためという目的を持ったとたんに楽しくて仕方ないものになったのだ。
読書には明確な目的が必要なのである。
目的も利益もないのに勉強したり、読書する気になんてなるはずがないのだ。
読書する理由はそうすることでより儲かるからであり、セックスできるからというだけのことなのである。
今後も本やネットから必要な情報を探し出すための具体的な方法を書いていこうと思う。
恋愛戦略なども需要がありそうなら体系化したものを公開していこうと思う。