押し目買いについて
押し目買いを例にすると、押し目と言うからには近いうちに高値を抜かないと短期上昇は終わってる。
— にゃんたまω 低位バリュー株投資 (@nyantama2323) 2019年11月30日
高値が遠くて抜けなそうになったら、押し目ではなく一時的なリバ取りにしかならないのに、リバ不発でもダラダラ保有して損してたりとか。
この辺は時間軸にもよるけど。
短期売買における「押し目」に関する上記のようなツイートをした。
初中級者にありがちな失敗として、押し目買いがうまくいかないというDMをもらうことが何度かあった。
どの銘柄をどこで買ったのかチャートを確認してみると、押し目でもなんでもなく、底ばいからのイナゴタワーが1つあるだけのチャートだったりする。
他にも材料での3連続寄らずのストップ高から、寄りついて大陰線で下落。
その後もリバウンドなしで、5日線でもたいした反発なくだだ下がりなど。
それでわかったのが、押し目買いの「押し目」というものを理解できてないんだなということ。
これ単純なようでけっこう重要。
「上昇トレンド」「下降トレンド」などのトレンドを定義するダウ理論という考え方がある。
細かく知らなくても問題ないので簡単に言うと、高値を更新している状態が上昇トレンド、安値を更新している状態が下降トレンド、というだけの話である。
詳しく知りたければググって適当なサイトを読む程度でいい。
「上昇トレンドの押し目(上昇の中の一時的な下落)」というからには、高値を更新して上がっていかなくては話にならないのだ。
そしてもう一つ、短期の押し目なのか、長期の押し目なのか、時間軸を統一しないと意味がないということ。
デイトレなら分足チャートで少し下落して日中高値を抜いて上がれば、その下落は押し目だ。
数日の売買なら、ストップ高の翌日下落した後、2,3日以内にまた高値を抜いていけばその下落は押し目だ。
しかし、数日の売買なのに、高値を抜くのに数ヶ月かかるというのは短期の押し目とは言えない。
最初から中長期で買っていたならともかく、時間軸が歪んでしまっている。
特に初動で3連続ストップ高したような材料株なんかによくあるのが、最初の高値がかなり高く、その後数日で高値を抜けずにだだ下がりとなる場合。
この場合の短期売買は、日足レベルでは押し目買いではなく、リバウンド狙いの売買である。
さっさと利食い・損切りするつもりの売買ならいいが、これに捕まって押し目買いを失敗したと言っているケースが多い。
押し目狙いに比べてリバウンド狙いは難易度が高い。
高値を抜いて上昇するのではなく、下落の一時的な戻りを狙うことになるからだ。
比較的ローリスクハイリターンの押し目を狙うのであれば、今の位置から高値を抜けるのかを意識して銘柄を選ばないといけない、という話。
実際は押し目なのか、上昇が終わったリバウンドなのかは後にならないとわからない。
判断基準としては
・日足で5日線の上で下げ止まって反転しそうか、しているか
・最初の高値からの下落が大きすぎないか
基本この2つを意識しておけばそれほど大きくは間違えない。
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