ハゲ持ち父さん、貧乏父さん

髪と引き替えに金持ちになったハゲ持ち父さんのお金に関する教え。株式投資、都心マンション、書評など。

遺伝、学歴と投資のパフォーマンスの関係、勝つために必要な能力について

よく議論される学校の勉強と投資の能力の関係について考察してみた。

 

 

ー短期売買は頭脳ゲームで買った方が負けた方のお金をもらうゲームなので、間違いなく学歴が高いほどうまい傾向がある

日経マネーの調査などでも投資家のほとんどが大卒というデータが出ている。

したがって大卒の周囲は大卒が多く、全体で見ると上位2,3割の中の話を普通ととらえているように思う。

ツイッターの強者は事実であれば上位1%や0.1%がごろごろいるから錯覚する。

 

 

ー長期投資でも簡単な理屈を理解できることと、受験勉強のような作業を継続できる週間があるほうが有利

短期よりさらに長期は高学歴有利だと思う。

ファンダメンタルズなどはほとんど学校の勉強と同じ作業である。

 

 

ー投資は元手が多い方が有利なゲームなので、収入が高い、資産が多い方が有利である

投資のスタートラインについてである。

ネットでは100万以下や数百万円の運用が多数派なのだが、本来投資は数千万程度の元手から金持ちがやるものだ。

それが大衆化したので夢があるが、最初の資本が多い方が有利なゲームなのは間違いない。

 

 

ースポーツにおける体格や運動能力と同じで、問題は地頭のよさであって、頭いいけど勉強しなかったから学歴が低い場合は学歴はあまり意味をなさない

ビリギャルとか偏差値40から東大行ったとか、元々の地頭がいいだけであって能力は9割遺伝だと考えている。

幼少期の環境でまともな教育受けられなかったなど、本来高学歴になりえた場合でも大人になるまではお金を自力で稼げないので、本人の能力ではどうにもならない要因が大きいと思う。

私も両親が教育に無頓着な家庭だった。

 

遺伝の影響については下記書籍など参照。

言ってはいけない

橘玲

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ー投資の勝ち組はデータでは2割程度と言われている場合が多いが、少しプラス程度や勝ったり負けたりでいい時期に儲かっただけのもの、元々の金持ちが長期で放置しているだけのものを除外すると、私は上位10%程度だと推定している

 

投資で戦略的に増やしたのではなく、インデックス買ってればいいくらいの資産があるならそれほど考えなくても勝ててしまう。

パフォーマンスは何円稼いだかで測る。

 

 

よくパフォーマンスを%で表すが、1億円以下の運用利回りなど小型株一発当てられるかどうかで大きく変わり、あまり意味がない。

この傾向は運用資産が増えるほど顕著になり、結局は何円稼いだかである。

100億あればインデックスだけで数億簡単に稼ぐことになる。

株の期待リターンが5%程度うんぬんなどは、前提として億の資産を運用する場合に考えるべきものであって、100万の5%とか働いた方が早いし、小型株のストップ高一発で20-30%増える。

 

 

ー上位1%以上の投資家や起業家などは学校でのお勉強のような余計な枠がないほうが突き抜けられるのではないかと思う

学校の勉強のようなゲームは同じルール内の競争である。

下位と上位の競争なら上位に優位性はあるが、下位90%を除外して上位10%間の競争だけ考えると、トップ以外上位同士で差がつく要素が少ない。

 

こういうゲームで上位グループの中の上位以外は、勝っても勝者総取りゲーム以外は利益が少ないことを経験的に知っているから、そのようなゲームには極力参加しない。

自分だけが優位なルールになるとこを徹底的に攻略する。

という風に考えるのが突き抜ける層。

 

そうでない高学歴などの上位層は真面目に企業や経済の勉強して、上位10%くらいになっているように思う。

上位10%程度の平均的な勝ち組に関しては、下位との競争で勝てばいいから、学歴が高い=地頭がいい人が強いとなるのではないか。

 

 

ー遺伝的能力の比率が高い短期売買は1年から3年やって勝てなければ無理

昔は勝てたのに同じような方法で勝てなくなったのは、短期売買のうまい人が増えすぎだからだろう。

リーマンショック前の時代は全体のレベルが低かったから、2019年現在の平均的な勝ち組でも圧勝だった。

 

万人に勧められるのは長期目線を取り入れた優待・バリュー投資 かS&P500ETFなどのインデックス積み立て投資くらいではないか。

 

 

ー短期売買は陸上短距離走と同じ、遺伝的要素は高いと思う

スキャルピングや激しいデイトレは反射神経や頭の回転の速さを競うスポーツやゲームの要素があるから、その能力で勝てると思うが、10年前に比べて確実に厳しくなっていて、今後もデイトレはアルゴに淘汰される方向だと思う。

 

 

ー時間的余裕と資金的余裕という優位は100年経っても揺るがない

デイトレは明日上がりそうなものも今日ダメなら損切るという、確実性は高いが非合理的な部分がある。

これは勝ち続けていないとそのままマイナスが積み上がるので、常に勝ち組上位のパフォーマンスが要求される。

 

この競争は試合が悪化するほど過酷になるので、バリュー投資、ファンダメンタルズを考慮した長期目線の要素を短気にも取り入れた方がいい。

 

 

ー株本は役に立たないのか

本による学習は地頭が上位1%の人なら必要ないかもしれない。

 

理系の慶應の女子大生と話していたとき、学内と学外のレベルの違いは感じるか?という話になった。

 

バイト先の飲食店の同年代は語彙が少なくて理解力がないから会話が進まない。

簡単な言葉を知らないからその都度会話が止まり、意味を説明しないといけない。

説明したところで内容を理解できないから、へーしか言わない。

やっぱ慶應は違うわー、すげーみたいな話に終始し、話題を深く掘ろうとしないので会話がつまらない。

 

とのことだった。

 

 

ー投資のベースとなる能力、大半の投資家は投資に必要な能力である理解力、読解力が足りてない

リアルの知人やネットでのやりとりでいくら説明しても、都合よく曲解されて全然伝わってないことが多い。

日本語が通じないとどうにもならない。

このあたりの能力は学歴に比例する傾向が強いので、結局一定レベルの理解力がある人でないと投資のスタートラインに立ててないのである。

 

 

私は子供の頃一番苦手な教科は現代文だった。低レベルな田舎の公立のテストで中学は5割から7割の点数だったが高校では赤点も多かった。

高2の時マークテストの漢字以外全部間違えて10点だったこともある。

読解力がなく、非論理的な文章は理解できない。

 

 

学生当時「現代文は問題文から読み取れることを答えるものである」というロジックを教えてもらっていない。

 

 

両親が全く教育に無頓着で学習の方法を全く知らなかった。

家から近いという理由で深く考えずに適当な公立高校へ進学し、読解力がなかったので学力の伸びも一定レベルで頭打ちだった。

英語を訳した日本語の文章の意味がわからなくて、このへんまでだなと思って簡単に入れそうな適当な大学を決めたから高学歴ではない。

 

 

大人になってからまず勉強のやり方を学び、あとは適当な本を読むようになったらわりと簡単に読解力、理解力が上がった。

主にやったことは

 

1,語彙を増やすために言葉の意味を詰め込む

2.たくさん同じ内容、パターンの文章を読む

3,幅広い分野の初学者向けの入門書を読む

4,専門分野、得意分野を深く掘り下げていく

 

やったのは主にこれら4つである。

投資家なら習慣として適時開示情報のIRを読むのは無料だし一番だろう。

 

方法うんぬんより圧倒的に数が重要だと思うので、好きな物と得られるものが多いものを優先して片っ端から詰め込むのがいい。

投資本はたくさん読んだが、内容自体はあってもなくても変わらないようなものも多かった。

 

 

それでも書いた投資家がどのように考え、どのような行動をとるのかのデータを収集できる。

こういう局面はこういう手法の投資家が買いにくるということを知られるるのは役立つ。

書いてる人が下手くそな場合、どうすればこの投資家に高値で株を売れるかという視点で読むのである。

 

 

読書は読解力、理解力を上げる効果と、他人の考え方を知られるというメリットがあるので一定レベルまでは有効である。

より本質的な原典を読むことや、書いた人が成功者であることはもちろん大事なのだが、それらを選んで読んで理解するレベルに達している場合に限る。

自分とレベルが近い人のものの方が理解しやすいのではないかと思う。

 

 

自分と違う分野、投資スタンスのものの方を多く読む。

 

 

深い部分は基本だけ学んで自分で作ったほうが早い。

 

 

これが結論。

 

 

ツイッター毎日更新してるので参考に。

 

 

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