ハゲ持ち父さん、貧乏父さん

髪と引き替えに金持ちになったハゲ持ち父さんのお金に関する教え。株式投資、都心マンション、書評など。

投資家の脳みそのタイプを分類してみた

ー投資家の脳みそのタイプを分類してみた

 

学生脳
ー学校のテストのように勉強すれば成績が上がって勝てると思っている
・考え方は間違っていないので単純に頭がよければ勝てるが上位一桁%くらいか
・すべて学習するには膨大な時間がかかり、どれが重要なのかも難しいのでこういうやり方は要領よく勝ち組になってからやったほうがいい

 

ー負ける人
・学校の勉強のように教科書をきっちり勉強したがる
・目的が儲けることという意識が薄いため、どうでもいいことの勉強に無駄な時間を使いがち
・意図的にお金を奪いに来る人間がいるという意識が薄いため、煽り、はめ込み耐性が低い

 

ー勝てる人
・大型株や為替、指数先物での優位性が高いと考えられる
・ファンダメンタルズ、テクニカル、ロングショート戦略、マクロ経済、相場サイクル等バランスよく使う
・技術レベルが一定レベル以下だと運以外では全く勝てないが、レベルが勝ちのラインを超えると機械的に勝てる
・少額には向かない、大口向け
・高学歴な人に向いてるのではないかと思う

 

ギャンブル脳
ー好きな言葉は一攫千金、感情や気合いで勝とうとするギャンブル脳、一発屋
株式投資は短期的にはゼロサムに近いが、経済成長分ややプラスサムなので、上位数%程度のうまいギャンブラーは十分勝てるぬるいゲーム
信用取引などでの過度のレバレッジナンピン追証などやってる養分が目立つ
・ハイレバ、ハイリスクな仕手株、新興などを好み、値幅は大きくテンバガーなど夢を追う
仕手株、IPO、マザーズ、低位株、ボロ株など

 

ー勝てるのは計画的にやるタイプ
・安値で仕込んで株価見ないでガチホ、高値で買わない、レバレッジをかけない、相場全体が高い場合は全部現金化して休むなどの基本ができていれば十分勝てる。
・時間的、資金的余裕が必要だが、小ロットで大きく狙うスタンスなら倒産で-99%、上は+100%、+1000%のリターンだから、リスクよりリターンがはるかに大きく有効。
・少額の場合はこういうので一発当てるのを狙ったほうがいいが、勝ちへのロジックがあるのか、再現性があるのかが問題。
・時間的、資金的な余裕がある程度必要なので事前にどうするかを決めておき、感情的になりすぎないようにすると勝てる

 

エンジョイ脳
ー投資は趣味のごく一部、ちょっと儲かれば満足、優待などを少額で無理なく楽しめる
・一般人はこの辺で貯金より儲かれば十分

 

コンサル脳
ー結果から逆算して勝ちへの詰め将棋を構築するコンサル脳
・確実な勝ちを積み上げる方法を理論化して試行する
・原則損切りしない低位株ナンピン投資
東証一部昇格イベントなど、ストーリーの先回り投資
・タイミングがずれても儲かるようにPF理論、定期リバランス、ドルコスト平均法などを利用

 

ゲーム脳
ー「対人ゲームタイプ」と「パズルゲームタイプ」に分けられる
ー全体のイメージやパターン学習で勝ちパターンを発見する対人ゲーム脳
・麻雀、対戦ゲームなどのように人間相手と考えるタイプ
・負け組群の負けを確定させれば勝ち分を山分けで勝てるという論理、カモの逆張り
空売りの踏み上げや仕手株崩壊、市場の暴落などで売らざるを得ない人間がいるところを狙い撃ち
・上がったところで買うのは先に買った人間の勝ちを確定させているという認識があるので慎重

ー人間が売買しているという認識は無視して数学パズルのように考えるタイプ
クオンツ系のヘッジファンド、高速アルゴのようにゆがみをかすめ取るシステム

 


ーーーーーー勝ち組の壁ーーーーーーーーー

 


学者脳、評論家脳
ー真面目に教科書で一から勉強ばっかりしているがなかなか実践せず、批評や解説ばかりしている使えない学者脳

融通の利かない理系脳とも言える。

 

1998年大手ヘッジファンドLTCMを破綻させてアジア通貨危機を引き起こしたノーベル経済学者は、意図的にロシアをデフォルトさせて儲けようと考える人間がいることを想像できず、
ロシアが破綻するほとんどありえない事態にならなければ儲かるという前提でロシア国債買い、米国債売りの裁定取引を行い養分となった。

今の時代ならリーマンショックなどたくさんのデフォルト事例があるからロシアが絶対破綻しない前提の投資が成り立つわけがないことは感覚的にわかるのではないだろうか。

当時はこうした事例のデータが少なかったからこんなアホなことをしたのかとも思うが、やはりこれは理論ばかりで実践を知らない学者脳のカモが、
お金の奪い合いと認識しているゲーム脳の短期筋にカモられた世界最大規模の事例ではないかと考えている。

リーマンショックは少し異なり、会社が潰れても首になるだけで自分の金が減らない経営陣がギャンブルしただけで、やってる方も薄々わかっていてやった事例ではないかと考えている。

ノーベル経済学賞など儲けるのにたいして役に立たないどころか、今の時代なら初心者かと思うようなことをやっていたのだ。

ゲーム脳は相場をお金の奪い合いと考えるので、カモが逃げられないポジションを持っているところを探し、意図的に狙い撃ちする。
信用取引で新興株を買ったり、先物やFXで一定ラインを超えると追証ロスカットがかかるポジションを持つカモを狙って狩りに行く。
原理的にカモの損失分が買った人間で山分けになるからだ。

 


雑魚イナゴ脳
ーメディア、偉い人や有名な人の言うことをそのまま信じてしまう雑魚イナゴ脳
・自分の利益を追求より人の批判や損を喜んだりばかりしている
・自分の頭で物事を筋道建てて考える、論理的に考える脳みそがない
・同じパターンで何回損しても、それを繰り返し続ける
・まともな人の話や意見をきかない
・カモにされている認識が薄い
・結果が出てないのに謎理論が多い
・雑魚同士で群れて負のエネルギーを増幅している

 

ー抜け出すには
・自分の利益を増やすという目的をもって勉強する
・人の意見は参考にするが、自分の基準をもって判断する
・損したパターンをきちんと分析して同じことを繰り返さない
・有名だから、儲けてるっぽいからではなく、話の中身を理解して情報を判断する
・生涯収支がすべて、マイナスなら自分は下手くそなカモだと認めてプライドを捨てる
・ある程度勝つまでは自分で理論を作るより、人の理論をそのまま使えるかどうか検証してアレンジするほうがいい
・雑魚と群れない

 


今後それぞれのタイプ別に勝ち組になるための記事を書いていく予定。
どれか一つではなく、自分の得意分野を優先して勝つために必要な部分を切り取って使えばいいと思う。