2019年8月相場の事例研究
2019年8月の暴落対応の事例をツイートしました。
暴落対応の方法については、通過待たないでやるなら、指数の下落時に指数の影響少ない個別を何回かに分けて買うのが基本。
— にゃんたまω 低位バリュー株投資 (@nyantama2323) 2019年8月6日
指数の底を当てなくても、底値付近で買えてリバをとれればいいと考える。
今回は直近で上髭つけたり、売買盛り上がってない銘柄の下落を打診した。
10年前から一定の有効性が変わらずある騰落レシオについて。
中長期なら特に有効な指標。
— にゃんたまω 低位バリュー株投資 (@nyantama2323) 2019年5月8日
ただしチャンスが少なく、70割れずに反転上昇のケースも多い。
シンプルながら精度が高い、騰落レシオ投資法https://t.co/WXm9K7lxLs
暴落買いの手法についてまとめました。
だいぶ前に書いた暴落買いの記事。
— にゃんたまω 低位バリュー株投資 (@nyantama2323) 2019年8月6日
読み直してみたけど基本は変わらない。
暴落買いのガイドライン、リスクを抑えた逆張り投資法|にゃんたまω超短期&バリュー投資家 @nyantama2323|note(ノート) https://t.co/Ax4pFpUpX1
価格帯別出来高と短期需給の読み方(基本編)
想定している局面は底値圏からの反転噴火と材料などでの噴火から下落した初押し局面での分足、日足の分析である。
株価が常に100円を中心として90円ー110円を行ったり来たりしていると仮定する。
しかし必ず90円まで下落してから上がるというわけではない。
あなたはどうやって儲けようと考えるだろうか。
90円で買って110円で売ることを考えるだろう。
しかしこのことを多くの人が知ってしまうとどうなるか。
90円で買えば絶対損しないわけだから待つのもいいが、さっさと儲けるために91円、92円も全部買ってやろうと考える。
やがて90円まで下がることはなくなり、底値は92円、95円と切り上がっていくかもしれない。
90円から100円に上がるのには半年かかるが、100円から110円は3日だとするとどうだろう。
ほとんどの人間は90円を待つことはできず、いつのまにか100円以上で売買する人ばかりになる。
いつも儲けているのは90円付近まで待っている人たち。
いつも損しているのは100円以上でハイリスクな売買を繰り返す人たち。
しかし100円以上の売買でめちゃくちゃ儲ける人が0.1%ほどいるため、儲かりまくるように錯覚する。
これが短期の株式市場の単純化モデルである。
いつも110円で買ってしまう人は、株価が200円に上がって大儲けできると考えている。
しかし株価が200円になるのはいつも、110円で買った人が90円付近で投げた後なのだ。
50円まで暴落すると思って。
なぜかその一番おいしい買い場では、110円で買いにいっていた人は大損して株をやめるなどど言いだして買うことをやめてしまう。
このモデルにおいて100円以上の需給は上がり続けているとき以外は悪い。
100円を割ったときの需給は、100円以上で買った下手な人が含み損に耐えているうちは悪いが、株価が下落するか、上がらないまま時間が経過して、その人たちが損切りするごとによくなっていく。
これが需給の基本である。
儲けるには下で買って上で売れというだけの話なのだ。
下で買う人は含み益という余裕があるので質がいい。
上で買う人は含み損を抱えることが多く、上下の値動きですぐ売るから質が悪い。
質のいい資金は買ったら大きく上がるまで売らないから、売りが出ない。
質の悪い資金は1,2円上下したら利食いだ、損切りだと売りを出すので上値を重くする。
質のいい投資家が多い銘柄は需給がいい。
質の悪い投資家が多い銘柄は需給が悪い。
これを原則として売買戦略を構築していくのが短期売買である。
今回はこの単純化モデルをもう少し細分化して、需給がいい局面、悪い局面とはどこか。
どのようにしてそれらを判断すればいいのかをまとめた。
内容が理解できなくても、ポイントを暗記しているだけでも役に立つだろう。
目次
ー需給を読むときの仮定
ー株を買った人は買値付近で最も多く売りを出す
ー需給がいい=上がる、ではない
ー大口投資家の事情
ー大口には二種類いる
ー需給のいいところで戦って稼ぐ方法は、含み損投資家の損切り売りを買うこと
ーもみ合い後の上昇3パターン
ー上昇に失敗したときのリスクが違う
ー調整不十分とは
ー時間調整を経た方が需給は良化し、上値は軽くなりやすい
ー需給悪化とは
ー短期需給良化項目一覧
ー短期需給悪化項目一覧
ー短期需給悪化項目一覧の例
ー短期需給良化項目一覧の例
ー実戦での村上ファンドの買い方に学ぶ
ー需給に関しては細かい影響を計測する必要はない
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株式投資戦略ノート
遺伝、学歴と投資のパフォーマンスの関係、勝つために必要な能力について
よく議論される学校の勉強と投資の能力の関係について考察してみた。
ー短期売買は頭脳ゲームで買った方が負けた方のお金をもらうゲームなので、間違いなく学歴が高いほどうまい傾向がある
日経マネーの調査などでも投資家のほとんどが大卒というデータが出ている。
したがって大卒の周囲は大卒が多く、全体で見ると上位2,3割の中の話を普通ととらえているように思う。
ツイッターの強者は事実であれば上位1%や0.1%がごろごろいるから錯覚する。
ー長期投資でも簡単な理屈を理解できることと、受験勉強のような作業を継続できる週間があるほうが有利
短期よりさらに長期は高学歴有利だと思う。
ファンダメンタルズなどはほとんど学校の勉強と同じ作業である。
ー投資は元手が多い方が有利なゲームなので、収入が高い、資産が多い方が有利である
投資のスタートラインについてである。
ネットでは100万以下や数百万円の運用が多数派なのだが、本来投資は数千万程度の元手から金持ちがやるものだ。
それが大衆化したので夢があるが、最初の資本が多い方が有利なゲームなのは間違いない。
ースポーツにおける体格や運動能力と同じで、問題は地頭のよさであって、頭いいけど勉強しなかったから学歴が低い場合は学歴はあまり意味をなさない
ビリギャルとか偏差値40から東大行ったとか、元々の地頭がいいだけであって能力は9割遺伝だと考えている。
幼少期の環境でまともな教育受けられなかったなど、本来高学歴になりえた場合でも大人になるまではお金を自力で稼げないので、本人の能力ではどうにもならない要因が大きいと思う。
私も両親が教育に無頓着な家庭だった。
遺伝の影響については下記書籍など参照。
ー投資の勝ち組はデータでは2割程度と言われている場合が多いが、少しプラス程度や勝ったり負けたりでいい時期に儲かっただけのもの、元々の金持ちが長期で放置しているだけのものを除外すると、私は上位10%程度だと推定している
投資で戦略的に増やしたのではなく、インデックス買ってればいいくらいの資産があるならそれほど考えなくても勝ててしまう。
パフォーマンスは何円稼いだかで測る。
よくパフォーマンスを%で表すが、1億円以下の運用利回りなど小型株一発当てられるかどうかで大きく変わり、あまり意味がない。
この傾向は運用資産が増えるほど顕著になり、結局は何円稼いだかである。
100億あればインデックスだけで数億簡単に稼ぐことになる。
株の期待リターンが5%程度うんぬんなどは、前提として億の資産を運用する場合に考えるべきものであって、100万の5%とか働いた方が早いし、小型株のストップ高一発で20-30%増える。
ー上位1%以上の投資家や起業家などは学校でのお勉強のような余計な枠がないほうが突き抜けられるのではないかと思う
学校の勉強のようなゲームは同じルール内の競争である。
下位と上位の競争なら上位に優位性はあるが、下位90%を除外して上位10%間の競争だけ考えると、トップ以外上位同士で差がつく要素が少ない。
こういうゲームで上位グループの中の上位以外は、勝っても勝者総取りゲーム以外は利益が少ないことを経験的に知っているから、そのようなゲームには極力参加しない。
自分だけが優位なルールになるとこを徹底的に攻略する。
という風に考えるのが突き抜ける層。
そうでない高学歴などの上位層は真面目に企業や経済の勉強して、上位10%くらいになっているように思う。
上位10%程度の平均的な勝ち組に関しては、下位との競争で勝てばいいから、学歴が高い=地頭がいい人が強いとなるのではないか。
ー遺伝的能力の比率が高い短期売買は1年から3年やって勝てなければ無理
昔は勝てたのに同じような方法で勝てなくなったのは、短期売買のうまい人が増えすぎだからだろう。
リーマンショック前の時代は全体のレベルが低かったから、2019年現在の平均的な勝ち組でも圧勝だった。
万人に勧められるのは長期目線を取り入れた優待・バリュー投資 かS&P500ETFなどのインデックス積み立て投資くらいではないか。
ー短期売買は陸上短距離走と同じ、遺伝的要素は高いと思う
スキャルピングや激しいデイトレは反射神経や頭の回転の速さを競うスポーツやゲームの要素があるから、その能力で勝てると思うが、10年前に比べて確実に厳しくなっていて、今後もデイトレはアルゴに淘汰される方向だと思う。
ー時間的余裕と資金的余裕という優位は100年経っても揺るがない
デイトレは明日上がりそうなものも今日ダメなら損切るという、確実性は高いが非合理的な部分がある。
これは勝ち続けていないとそのままマイナスが積み上がるので、常に勝ち組上位のパフォーマンスが要求される。
この競争は試合が悪化するほど過酷になるので、バリュー投資、ファンダメンタルズを考慮した長期目線の要素を短気にも取り入れた方がいい。
ー株本は役に立たないのか
本による学習は地頭が上位1%の人なら必要ないかもしれない。
理系の慶應の女子大生と話していたとき、学内と学外のレベルの違いは感じるか?という話になった。
バイト先の飲食店の同年代は語彙が少なくて理解力がないから会話が進まない。
簡単な言葉を知らないからその都度会話が止まり、意味を説明しないといけない。
説明したところで内容を理解できないから、へーしか言わない。
やっぱ慶應は違うわー、すげーみたいな話に終始し、話題を深く掘ろうとしないので会話がつまらない。
とのことだった。
ー投資のベースとなる能力、大半の投資家は投資に必要な能力である理解力、読解力が足りてない
リアルの知人やネットでのやりとりでいくら説明しても、都合よく曲解されて全然伝わってないことが多い。
日本語が通じないとどうにもならない。
このあたりの能力は学歴に比例する傾向が強いので、結局一定レベルの理解力がある人でないと投資のスタートラインに立ててないのである。
私は子供の頃一番苦手な教科は現代文だった。低レベルな田舎の公立のテストで中学は5割から7割の点数だったが高校では赤点も多かった。
高2の時マークテストの漢字以外全部間違えて10点だったこともある。
読解力がなく、非論理的な文章は理解できない。
学生当時「現代文は問題文から読み取れることを答えるものである」というロジックを教えてもらっていない。
両親が全く教育に無頓着で学習の方法を全く知らなかった。
家から近いという理由で深く考えずに適当な公立高校へ進学し、読解力がなかったので学力の伸びも一定レベルで頭打ちだった。
英語を訳した日本語の文章の意味がわからなくて、このへんまでだなと思って簡単に入れそうな適当な大学を決めたから高学歴ではない。
大人になってからまず勉強のやり方を学び、あとは適当な本を読むようになったらわりと簡単に読解力、理解力が上がった。
主にやったことは
1,語彙を増やすために言葉の意味を詰め込む
2.たくさん同じ内容、パターンの文章を読む
3,幅広い分野の初学者向けの入門書を読む
4,専門分野、得意分野を深く掘り下げていく
やったのは主にこれら4つである。
投資家なら習慣として適時開示情報のIRを読むのは無料だし一番だろう。
方法うんぬんより圧倒的に数が重要だと思うので、好きな物と得られるものが多いものを優先して片っ端から詰め込むのがいい。
投資本はたくさん読んだが、内容自体はあってもなくても変わらないようなものも多かった。
それでも書いた投資家がどのように考え、どのような行動をとるのかのデータを収集できる。
こういう局面はこういう手法の投資家が買いにくるということを知られるるのは役立つ。
書いてる人が下手くそな場合、どうすればこの投資家に高値で株を売れるかという視点で読むのである。
読書は読解力、理解力を上げる効果と、他人の考え方を知られるというメリットがあるので一定レベルまでは有効である。
より本質的な原典を読むことや、書いた人が成功者であることはもちろん大事なのだが、それらを選んで読んで理解するレベルに達している場合に限る。
自分とレベルが近い人のものの方が理解しやすいのではないかと思う。
自分と違う分野、投資スタンスのものの方を多く読む。
深い部分は基本だけ学んで自分で作ったほうが早い。
これが結論。
ツイッター毎日更新してるので参考に。
https://twitter.com/nyantama2323
ノート
ローソク足チャート分析の基本的な流れについて
チャート分析について簡単に基本的な流れをツイートしたので参考に。 低位株の地合いがよすぎて忙しいので、上昇が一服して時間ができたらnoteかブログで詳しく書きます。 例年夏枯れの8月から9月コロには!
チャート分析の基本手順。
— にゃんたまω 低位バリュー株投資 (@nyantama2323) 2019年6月30日
チャートは縦と横で見よ、斜めに線を引くな。
縦軸は陽線、陰線、ヒゲの長さを見る。
長さは短いより長い方が強い。
横軸は調整や上昇期間の長さによる影響を見る。
そして縦と横の出来高を掛け合わせる。
縦は価格帯別、横は時間あたり。
低位株投資が優位な時期ー2018年12月の暴落~
平均的に見て低位株というのはなんらかの理由で株価が低いところまで売られたということなので、中身の悪いものが多い。
しかし倒産・上場廃止や大規模な増資などを回避して復活すれば、少ない投資額で大きな上昇率が期待できるローリスクハイリターンの投資でもある。
小型であるほど下落後に短期で大きくリバウンドするケースが多いが、投入できる資金量に限界があり、通常は数千万程度がいいとこではないかと思う。
資産規模が大きいとメインにするのは難しいかもしれないが、資産が億ないなら非常に効率のいい投資である。
私は10年以上前のリーマンショック前後の相場で低位株で資産を大きく増やして一気に億にした。
集中投資×短期×高回転率×低位小型株
この組み合わせで半年間ほど短期売買しまくった結果である。
結果論としては安値で買えたものは数ヶ月ホールドしていたほうが大きく儲かっていたかもしれない。
しかしその場合はリーマンショック手前のリバウンドを底だと思って利益を取り逃した上に、それらのポジションが含み損に陥り、一番安値で買える局面で資金がないということになっていたかもしれない。
今は豊富な資金があるから長期ホールドも可能だが、相場全体の崩壊を予測するのは困難なので、資金が少ないうちは特に短期の回転重視のほうがいいと思う。
2019年6月現在の状況をまとめる。
- 2018年12月の暴落で日経平均19000円割れ、現在のところこれが一番底となり二番底(一番底の可能性も)を探っている段階
- 景気後退懸念や米中貿易戦争、消費税増税など不透明な材料が多すぎて、多くの人が本格的に投資したいと思えない環境
- 2011年からはじまったアベノミクス相場も終盤で、長期上昇トレンドが終わる可能性がある時期
- 売買代金やボラティリティが縮小して短期売買がやりにくい
- マザーズなどの新興株や小型株のパフォーマンスがよくなく、含み損を抱えている投資家も多い
相場全体が上昇していくからとりあえず株を買おうという時期ではない。
となると資金が向かうのは仕手株や小型の低位株なのである。
特に小型で中身が悪いものほど全体相場の暴落時に誰も買わないため、安値までたたき売られている。
これらの銘柄が今まで割高な値段まで買われすぎだったのが、相場全体の暴落で高値からみたら安くなっている。
元の値段に戻るのが妥当というものばかりでないので、主に売られすぎのテクニカルリバウンドと考えるのが妥当だと思う。
このリバウンドの第一波が2019年1月から4月くらいまで、通常なら低位株相場は1か月か長くても2か月ほどだと思うが、今回はかなり長かったように思う。
そこからまた相場全体の暴落で二番底形成のようなチャートになっているのが5月~6月現在の状況なのだ。
日経平均はやや中途半端にも見える20300円前後を短期底に反発してしまったため、まだ18000円台の一番底に向かう可能性もあると考えている。
しかしその場合でも低位株の下落余地は小さく、仮に買値より下落しても嵐が去った後1,2か月以内にまた大きくリバウンドするだろう。
下値リスクは小さく、上昇余地は大きい。
一番底はどこまで下がるかの予測が難しいが、現在は個別では二番底チャートの銘柄が多いため、一番底を目安として需給も読みやすいのである。
さらなる相場全体の崩壊の可能性に注意しつつも、低位株で資産を大きく増やすチャンスであるというのが私の見方である。
低位株の売買手法をまとめたのがこちらの記事。
少額からでも資産を増やせる、低位小型株噴火待ち投資法
https://note.mu/nyantama/n/n26c3de370fbf
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投資手法はノートで執筆中
https://note.mu/nyantama
選手村マンション晴海フラッグは買いか?ー書評
選手村マンション 晴海フラッグは買いか?
三井健太
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マンションの専門家として評価の高い三井健太氏が晴海フラッグだけで一冊書いたという本書。
まず「関連企業とはかかわりがないから客観的な立場として書く」とのこと。
単なる宣伝なのかとも思っていたがそういうわけではないようだ。
駅から20分近くと遠く、BRTという新しい交通がどう評価されるかはわからないが、バス便マンションや他の湾岸地域のデータを紹介して比較。
BRTとバス便が同じとは言えないが、ネガティブな情報もちゃんと書いてある。
この本の執筆時点では価格が発表されていなかったようなので、やけに「仮に噂通りの安い価格なら」という表現が目立っていた。
発表価格はそんなに安くないと思うが。
実際の晴海フラッグの間取りの紹介、分析や、再開発、街作りなどあらゆる観点から分析を試みる。
しかしまだ何もできていないのだから予測は困難を極める。
寄せられる多数の相談、困難な回答。
そんなとき世田谷のマンションを検討しているQさんが相談に訪れた。
世田谷の駅近は高すぎて買えないから、妥協して世田谷のバス便にしよう。
そう決めた後に相談に訪れるQさん。
70平米5000万のバス便マンション。
バス便マンションはめっちゃ値下がるから資産性の高い駅近を!
それが当たり前だと思っていたものの、断固として譲らず、値下がりなんて気にしない。
欲しいマンションで得られる家族の幸福プライスレス!、と結局納得の上でバス便を買うことにしたのです。
マンションで儲けようなどと考える輩には想像できない世界がそこにはありました。
テレビを買って10年が経過し、買ったテレビが値下がりしていることに激怒する人がいるのでしょうか。
テレビによって得られた家族の幸福があればそれでいいのです、と(違いすぎる気がするが・・)。
そこに現れた晴海フラッグ。
比較として類似性があるバス便を例に出してはいるものの、晴海フラッグのBRTはバス便なのか。
問題も指摘されてはいるが、虎ノ門など主要オフィスに乗り換えなしで行けるのだから郊外から駅でさらに電車に乗り換えるバス便とは違うのではないか。
また直線距離や自転車、タクシーでも東京駅に近いのが晴海であり、需要は十分。
何もできてなくて、値段に影響する街の評価やBRTが使えるのかなど不確定な情報が多いので評価は難しいが、損はしないんじゃないみたいな話。
マンション大全などど重複する部分もあるが、著者のマンション理論も載っているので参考になった。
世田谷の話は15年後に結果を聞きたい。
選手村マンション 晴海フラッグは買いか?
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マンション理論も研究され尽くしてて、この2人の本を読んでおけばOK。
マンション大全
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2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル
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100万円で株をやるなら その1ー優待・バリュー投資編
少額投資でがんばるならどっちをやるのかを決めた方がいい。
1,大きく減らすリスクをとって増やしにいく
2,運用の実弾演習と考えて勉強しながら自分の考えた運用方法や、参考にしている人の手法などを試していく
増やしにいくのはある程度自分の手法ができてからでいい。
または本や自分がいけるんじゃないかと思う方法を実際のお金を使って検証する。
実際に売買しないと投資のレベルが上がることはない。
今回は運用の練習をしながら長期で保有できる銘柄を探してコツコツ増やす方法である。
必要資金は100万程度を目安とするが、10万でも30万でも買える銘柄はあるから可能だ。
優待・バリュー投資は少額でやれば低リスクで、下落しても経営危機にでもならない限りそのまま長期保有しても構わない
長期で保有して優待・配当を得られる銘柄に分散投資するが、短期で20%以上目安で上がれば利食いして短期売買の練習にしてもいい。
よほどの優待マニアでない限りこの方法で運用できるのは上限数百万程度だと思うが、投資は小さな利益を積み重ねることが大事なのだ。
初心者ほどこういった小さな積み重ねを軽視して一気に大きく増やそうとしがちだが、金持ちほど小さな利益の積み重ねを大事にしているのである
ツイッターでたまに優待銘柄をツイートしている中にも対象にしている銘柄がある。
主な内容
・優待・バリュー投資で買う銘柄の基本条件
・どういうタイミングで買うのがいいのか
・銘柄のスクリーニング方法、使っているサイト
・買ってはいけない銘柄とは
・短期で配当+優待を狙いつつ値上がり益を狙う方法
・あの人気高配当株はなぜ下落したのか
続きはこちらから
100万円で株をやるなら その1ー優待・バリュー投資編
書評ー金持ち父さん貧乏父さん
金持ち父さん、貧乏父さん
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金持ち父さんシリーズでたくさん出ているが、最初の一冊だけ読んでおけば十分である。
私はおもしろいから全部読んだが。
見事に人によって同じもの読んでも全く違った解釈するんだなって典型の本
初版が2000年だから20年近く前のもの。
今ではお金の教育や投資することは一般的になったが、当時はまだネットも普及しはじめの時代だ。
日本で最初のネット証券を松井証券がはじめたのが1998年、最初のネット株ブームは2003年頃ではないか。
この頃の発想からどのように今に至るまでお金に関する考え方が発展していったのかを見ると、わかりやすいと思う。
その最初の流れを作ったのがこの本ではないかと思う。
哲学書のようなものだから、本を読んだら金持ちになれるというわけではないが、方向性とやるべきことが的確にまとまっている
ー資産と負債の定義、キャッシュフローの重要性
私のポケットにお金を入れてくれるのが資産、私のポケットからお金を持っていくのが負債、よって自分が住む持ち家は負債だがマンションを人に貸せば資産。
資産とはキャッシュフローを生み出すもののことである。
ー言葉の定義と金融リテラシーの重要性
金持ちと貧乏人は使う言葉が違う、言葉の正しい意味、定義をしっかり学び、金持ちの言語を使え。
金持ちと貧乏人を分けるルールを知れ。
働いて給料をもらう、給料が高い仕事を探すことしか知らないのがラットレースにはまる労働者の発想。
お金のためではなく、学ぶために働け。
お金のために働き続けてもお金しか得られないが、知識を得るために働くという意識を持てば、ビジネスの構造を学べる。
ーお金がないからできないは禁句、どうやったらそれをできるお金が手に入るのか、と考える
働いたお金で資産を買い、贅沢品は資産に買わせる。
金持ちは資産を買う。
貧乏人の家計は支出ばかり。
中流の人は資産だと思って負債を買う。
ー金持ちに必要な四つの知識
ファイナンシャルインテリジェンスとは会計力、投資力、市場の理解力、法律力であると述べている。
ーお金は単なる幻想、数字でしかない
金持ちと貧乏人は税金を払う順番が違う
貧乏人ー収入、税金、手取り
金持ちー収入、経費、税金、手取り
これは経営側の人間なら当たり前のことだが、多くは雇われて働く側なので、この基本的な論理を理解できていない。
そして金持ちは手元にお金を戻さずに、税金支払い前に再投資できる。
このようなことをまず理解し、すぐに行動しようというのが主な内容である。
金持ち父さん、貧乏父さん
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おすすめ書籍一覧(随時更新中)
投資関連を中心に本の紹介
このページは順次更新していく予定。
ー 最終更新2020年2月22日
チャート分析関連2冊追加
ー株式投資、チャート、初心者から中級くらいへのレベルアップ
矢口新の短期トレード教室
矢口新
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ー株式投資、ファンダメンタルズの勉強3冊
似たような内容が多いので一冊でもいいと思うが、本は同時に2、3冊読み比べた方が効率がいい。
ファンダメンタル投資の教科書
足立武志
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最強のファンダメンタル株式投資法
V-com2
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株式投資の学校、ファンダメンタルズ分析編
ファイナンシャルアカデミー著
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ー株式投資、テンバガー研究関連4冊
切り口がそれぞれ違うので、読み比べて必要な部分を抽出するのがいい。
新高値ブレイクの成長株投資法
ふりーパパ、DUKE。
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今仕込んでおくべき10倍株教えます
朝香友博
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100倍高のスゴ株
高山緑星
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会社四季報の達人が教える10倍株、100倍株の探し方
渡辺清二
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ー低位株関連
個人投資家が勝てる低位株投資
藤本壱
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オーソドックスな低位株の入門書という感じ。
うねりチャート底値買い投資術
上岡正明
https://amzn.to/2DqHYl7
考え方としては私に似ているボックス相場の低位株を分割買いして稼ぐ手法。
少額からでも資産を増やせる、低位小型株噴火待ち投資法
https://note.mu/nyantama/n/n26c3de370fbf
低位株に関しては私のnoteで一番売れているこちらを読んでもらえれば一通りはわかる自信作。
ーチャート分析、需給、短期売買に関する書籍
ローソク足チャートで勝てる買い方、売り方
伊藤智洋
ローソク足の教科書として推奨。
今まで読んだ中で一番私が基本としたいことがうまくまとまっている。
すべてを暗記しなくていいが、最初は形の暗記から入っていったほうが理解は早い。
ローソク足は足2本、3本のセットで考えたほうがいい。
慣れたらこれに出来高を加えて考慮して分析していく。
出来高・価格分析の完全ガイド ――100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす (ウイザードブックシリーズVol.223)
https://amzn.to/3c08y44
難易度はやや高めかもしれないが、株式市場は操作されているという前提で大口目線での需給分析、チャート分析の本。
これは極めて重要。
電子書籍版のほうが値段安めなので、ぜひ読んで欲しい。
ー投資に必要な思考回路を作るヒント、人生を優位に進めるのに必要な知識
地頭力を鍛える
細谷功
https://amzn.to/2PltXtR
地頭ブームの元祖。結論から逆算、単純化、全体像の把握という考えが主のフェルミ推定という考え方は投資に必須の能力。
私は無意識にやっていたが、マニュアル化されているのを後からで見つけた重要な思考法。
マッキンゼー式ロジカルシンキング
赤羽雄二
https://amzn.to/2KSSfwF
ゼロ秒思考というのが短期投資との相性がいい考え方。
短時間で一気に言語化する、という方法。
センスメイキング
クリスチャン・マスビアウ
https://amzn.to/2vd0A3s
数字で表せるものと表せないもの、数字の裏にある文脈を読む方法論。
幸福の資本論
橘玲
https://amzn.to/2PkN1rX
お金を稼ぐのは目的ではなく幸せになるための手段である。投資に限らず稼ぐことと幸福との関係をロジカルに分析。
株式投資についてもお金を稼ぐ方法の一つに過ぎないことを忘れず、自分に最適の方法を見つけるのに役立つ一冊。
人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
ふろむだ
https://amzn.to/2Pi6p8U
実際には存在しないが、他人から見るとあるように錯覚する錯覚資産、これを活用することで人生を優位に進めようという考え。
他人の実力を正確に評価することは実質不可能だから、実力だけでなく他者から見た実力を最大化するべき。
そう考えると株式市場などは実力が資産という数字に正確に反映される、数少ない公平性の高い市場だとも思う。
アマゾンのCEOが離婚で元嫁に4兆円払うことになったのは、婚姻後の収入の半分は相手のものになる結婚制度のゆがみ。
恋愛工学の教祖である藤沢数希氏による高収入な人は知らないといけない婚姻費用、財産分与、結婚制度の知識。
儲かる結婚、損する離婚
藤沢数希
https://amzn.to/2UCROer
ー人間の能力や収入と遺伝の関係のデータ
個人的な考えだが人間の能力は8-9割遺伝だと思う。
努力して身長2メートルになれるわけないし、運動能力が生まれつきなのはわかりやすいが、脳みその中も似たようなもの。
努力すればある程度能力は上がるが個人の能力の限界があるので、必要なのは自分の能力の把握とそれを効率よく使って人生を優位にすることだと思う。
遺伝に関するデータを知っておいた方がいいと思うので紹介。
言ってはいけない
https://amzn.to/2Djtcwk
もっと言ってはいけない
https://amzn.to/2v9WAAO
橘玲
ー読書、情報収集、関連
本やネットから効率よく必要な情報を取り出す方法は知っておいた方がいい。
得意な人は無意識にやっていることだと思うが、同ジャンルの本を2,3冊同時に読んで、トンデモ論を排除したり、正確な情報、重要度や複数の専門家の考え方の違いなどがわかる。
無意識にやっていたことをまとめている書籍があったので紹介。
偶然著者は2人とも東大。1人はベストセラーにもなった現役東大生、もう1人は年配の教授。
東大読書
西岡壱誠
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読まずにすませる読書術
鎌田浩毅
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ー文章を書く方法
本を読むだけでなくどのように構成されているのかを知ることも、理解を深めるのに役立つ。
私はほぼこの本の方法でブログやnoteを書いている。
素材を集めて箇条書きにする→順番を並び替える→中身を書く→編集するの順。
10倍速く書ける超スピード文章術
上坂徹
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縦置き本棚 オークス ブックタワー ハイタイプ L51DA ダーク
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30㎝×30㎝のスペースに8~10冊×9段の本が積んでおける。
読みかけの本や資料として使う本をデスク横に置いておくのに非常に便利でデザインもきれいなお気に入り。
完成した状態で届くので組み立て不要。
ー男向けの恋愛書籍紹介
お金とともに男の悩みで多い恋愛、セックス。今はもう勘でなくロジカルに解析されてきている。
恋愛市場に関して大前提として知らないといけないことがまずある
・男と女が両方利益を得るケースは少ない、男が優位な戦略は女にとって不利益であるケースが多いのでネットで炎上したりする
・恋愛に関する情報は圧倒的に女性向け、つまり女が得する論理のポジショントークが多い、恋愛に熱心なのは女の方で、市場規模が大きいからだろう
・男女ともある程度モテる人向けに書かれているものが多い
・恋愛(セックス)のみと結婚を含む場合では男女の力関係が異なる
・非モテ向けは、異性の恋愛対象となるために、自分のレベルを最低ライン以上に上げることがメイン、卑屈、ネガティブ、不潔、デブなど論外項目の改善など
・モテ向けは、最低ラインクリア後に出会った女との関係を進行させる方法
・他にセックス後の関係を安定させる方法など
今回は紹介していないが、女向けのものも読んでみるとろくでもないことばかり書いてあるのがわかると思う。
男向けも玉石混淆なのと、個人差が大きいジャンルなので一つに固執しないほうがいい。
モテ・バイブル
藤田サトシ
モテ、非モテ向け
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すべてはモテるためである
二村ヒトシ
非モテ向け
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モテる男になる50のテクニック
アダム徳永
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非モテ向け
恋愛工学の教科書
ゴッホ
モテ向け
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いかにして私は12歳年下の女性の心を盗んだのか
松本浩典
モテ、非モテ向け
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ぼくは愛を証明しようと思う
藤沢数希
モテ向け
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口説きの教典
ミステリー
モテ向け
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モテの定理
ぐっどうぃる博士
モテ、非モテ向け
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おすすめ株本その1、矢口新の短期トレード教室
チャートや需給の理解、初心者から中級くらいへのレベルアップにちょうどいい本かなと思った。
矢口新の短期トレード教室
矢口新
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要点まとめ
まず著者について、プロフィールによると外資系金融などでディーラーをやった後、2014年からは投資の学校の講師をしているとのこと。
本を読んでいてまず思ったのが、たぶん年配の方だな。
書き方が回りくどくてどうでもいいことをだらだら書いた後に、最後に結論があったりと、やや読みにくい部分や無駄な部分が多かった。
しかし内容に関しては重要なポイントをしっかり押さえており有用だと思う。
序章では主に短期投資に関する考え方。
第1章で利益を上げる方法の大枠。
「山越えを待って売り、谷超えを待って買う」というのは基本。
TPA(タペストリープライスアクション)理論を提唱している。
この理論は要約すると、短期の投資家がボラティリティを作り、長期の投資家がトレンドを作るということを言っているだけで、細かい部分は気にしなくていい。
チャートはフラクタルな性質を持つという表現で、時間軸や銘柄が違っても、似たパターンが多く見られるというニュアンスを表現しているのかなと思う。
週足、日足、時間足、分足の順にチェックする。
これがローソク足の基本的な考え方。
2章で使えるテクニカルと使えないテクニカルを分けている。
テクニカルは補助輪のようなもので、最後は素のチャートだけ見ればいいという方向性。
初中級者には理解した方がいいポイントが多く盛り込まれているのでおすすめの書籍として紹介した。
矢口新の短期トレード教室
矢口新
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